導入の決定打は
「蔵衛門」への信頼。
御用達との連携は期待以上!

札幌市に本社を構える岩倉建設は、昭和34年の創業。地元北海道をはじめ、東北や関東を中心に建設・土木事業を展開する。近年、建造物の老朽化や災害に強い街づくりのための都市再開発に伴い、同社でも大規模物件の受注が増加。ただし、それらの現場では、大量の工事写真の振り分け作業が大きな負担となっていた。これを改善するため、工事事務所長の森氏は蔵衛門Padに注目、導入を決意する。
工事写真の振り分け作業を効率化することで、若手現場監督が他の業務に目を向けられる時間を作りたい
蔵衛門Padを試験運用した結果、効果ありと判断
計20台を導入して、工事写真業務の効率化を全社規模へ

写真業務の負担を減らして
「本来の業務」に注力

森氏「現場では1日に100枚ほど(工事写真を)撮影します。それらを事務所のPCで整理していたら、それだけで1日が終わってしまう。そんなことが頻繁にありました」

と、森氏は語る。工事写真業務は主に若手現場監督の仕事だ。しかし、それはあくまで”数ある仕事のうちのひとつ”に過ぎない。にも関わらず、その負担が大きいのだ。本来、若手はもっと他の業務、例えば施工図面の作成や確認業務、各種作業計画立案、工程表の作成など「本来の業務」に目を向けるべきで、そこに時間を割いて欲しい。森氏は常日頃からそう考えていた。

「工事写真業務の効率化こそがカギ」と語る森氏
▲「工事写真業務の効率化こそがカギ」と語る森氏

森氏「中でも工事写真を工種ごとに振り分ける作業は非常に手間がかかります。デジカメで撮影した写真を1点1点、目で見て確認しながら振り分けていましたから」

しかも、振り分け精度についても完全とはいえない。そんなとき、蔵衛門御用達を使っていた同僚が紹介してくれたのが蔵衛門Padだった。公式Webサイト(蔵衛門.com)の「デジタルカメラと比べて作業時間を1/4に短縮」という紹介文に魅力を感じた森氏は、その場でルクレに問い合わせた。そして2017年4月、当時手がけていた物件で試験運用が始まった。

早速、蔵衛門Padの試験運用を開始
▲早速、蔵衛門Padの試験運用を開始

決定打は
「蔵衛門御用達との連携」

森氏「建設業界向けのデジタル機器が色々と出てきていたので、それらを活用した業務改善を会社としても模索していました。蔵衛門Padは、まさに渡りに船でしたね。他の製品も検討しましたが、やはり、うちの部署が蔵衛門御用達を使い慣れていたのが決定打でした」

iPhone、iPad対応アプリの蔵衛門工事黒板も検討したが、森氏がイメージしていた使い方により近いのは、蔵衛門Padだったという。

森氏「この機械に何を求めるか、ですよね。大手企業のようにIT部門があって、そこが機械も情報もしっかり管理してくれるなら、色々なアプリが使えるiPhoneやiPadも活用できるでしょう。ただ、当社にはまだそういった部署がありません。現段階では、写真の撮影や整理に特化した専用機の方が導入しやすいんです」

そして、注目していた写真の振り分け作業の効率化についても、森氏の期待に十分応えるものだったという。
「蔵衛門Padは、図面のPDFを持ち歩けるのもいい」と語るのは、現場で実際に蔵衛門Padを使っている高橋凌也氏(入社3年目)だ。

使い慣れた蔵衛門御用達と連携が大きな魅力だった
▲使い慣れた蔵衛門御用達と連携が大きな魅力だった

高橋氏「職人さんに、ここの寸法は○○だっけ、などと聞かれたとき、すぐに正確に確認できるのが便利です。拡大表示もできますし。紙の図面だと、折り目が擦り切れて文字が読めなくなったりするので……。特に、数字は読み間違えると大変ですから」

他の現場スタッフと意思疎通もしやすい
▲他の現場スタッフと意思疎通もしやすい

20台の蔵衛門Padを一挙導入。
効果は全社規模へ

高橋氏は、かつてデジカメと小さな黒板を使って(工事写真を)撮影していたという。蔵衛門Padの使用感について聞いてみた。

高橋氏「その日に使う黒板を事前に登録しておけるので、現場でパッパッと写真を撮れるようになりました。アナログの黒板はチョークで文字を書き換えながら撮影したりしていたので、格段に効率が上がりました」

取材当日、高橋氏の蔵衛門Padには46枚の黒板データが入っていたが、70枚以上の黒板を使う日もあるという。

まるで師弟関係のような森氏(右)と高橋氏(左)
▲まるで師弟関係のような森氏(右)と高橋氏(左)

高橋氏「最初は黒板の作り方がよく分からず、蔵衛門.comに掲載されている90秒動画を見ながら、森所長とあれこれ試しているうちに分かってきました」

森氏「今ではJPEGで切り出した豆図を貼った黒板も作っていますよ。Excel連携機能を使って、豆図入りの黒板をまとめて作成したりとか」


このように現場とともに数々の機能を研究し、ヒアリングを重ねた森氏。試験運用の結果を提案書にまとめて社内稟議にかけたところ、これが認められ、蔵衛門Pad 20台の一挙導入が実現した。

森氏が試験運用の結果や利用案をまとめた、蔵衛門Padの導入提案書
▲森氏が試験運用の結果や利用案をまとめた、蔵衛門Padの導入提案書

森氏「商品が良かったんですよ。試験運用でも効果が認められましたし。それに、提案書を出す以上、すべての機能を研究しないとね」

次の計画は、
新たなワークフローの構築

新規導入された蔵衛門Padは、新入社員にもすでに配られ始めているとのこと。いよいよ、全社的本格導入のスタートだ。ところで、今後は高橋氏が蔵衛門Padの使い方を後輩の方々に教える立場になるのでは?

高橋氏「はい。身が引き締まります!」

森氏「じゃあ、使い方を早く(高橋氏に)教えなくちゃ。じゃないと、僕が楽になれないから」


そう冗談めかして笑う森氏。だが、実は楽になるどころか、新たなシステムづくりに挑戦しようとしている。岩倉建設ではこれまで、工事写真に関する業務はすべて各現場で行っていた。が、今後は工事黒板用のデータ(主に鉄筋工事)を着工前に担当部門の職員が作成し、現場に提供するようワークフローを変更するという。蔵衛門Padで、業務の流れまでも変えようというのだ。

一部とはいえ、従来の作法を変えることは、多くの人と企業が関わる建築工事において容易なことではない。しかし、これが実現されれば、工事写真業務の効率、品質ともに劇的な向上が見込めるだろう。それはもはや「改善」の域を超えた、デジタル時代ならではの「進化」だ。

いよいよ、蔵衛門Padを全社に本格導入へ!
▲いよいよ、蔵衛門Padを全社に本格導入へ!

ここがお気に入りポイント

森氏のお気に入りは、なんといっても台帳の自動作成機能。

森氏「蔵衛門御用達を使っているPCに蔵衛門Padをケーブルで繋いで、若干の操作をするだけ。で、黒板の第二項目ごとに写真を振り分けられた(蔵衛門御用達の)台帳が自動的に作成される。これには感動すら覚えました。今までの苦労はいったい何だったの、って(笑)。

黒板に入力した文字情報が、台帳に自動転記されるのも素晴らしい。台帳作成時の文字入力は圧倒的に減りました。試験運用していた現場からも写真整理の時間が大幅に短縮されたと聞いていますが、それはこの機能によるところが大きいと思っています」

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