2026.06.04 大成建設が蔵衛門を全社導入、BIMで配筋検査の完全デジタル化
全国約400現場が標準基盤として導入、写真管理だけでなく配筋検査の省力化も加速。
株式会社ルクレ(以下、ルクレ)が提供する建設DXプラットフォーム「蔵衛門」は、大成建設株式会社の建築部門における写真管理ツールとして導入されており、この度、配筋検査ツールとしても推奨アプリとして採用されました。BIM連携による検査機能を活用し、現場の「脱・紙」と施工管理の完全デジタル化を強力に推進します。

導入の背景
大成建設 建築本部では、2000年代初頭から施工管理の効率化を目的に工事写真管理の標準化を検討してきました。当時、全国約300の現場を対象に行った調査では約7割の現場で自発的に「蔵衛門」が利用されていることが判明。現場からの圧倒的な支持を受け、標準ソフトとしての歩みが始まりました。
【建築総本部 DX統括推進部長 中谷 晃治 氏からのコメント】
当時は複数の工事写真管理ソフトが存在していましたが、現場で最も高い支持を得ていたのが「蔵衛門」でした。紙の写真台帳に近い感覚で扱える操作性は、日々多忙な施工管理業務において大きな優位性があり、現場の実務に自然に馴染んでいったことをよく覚えています。
建設DXが進展する現在においても、“現場で無理なく使い続けられること”は極めて重要です。長年にわたり蓄積されてきた現場運用の知見と、クラウドを活用したリアルタイムな情報共有基盤を兼ね備えている点を高く評価しています。
建設DXの進展に伴い現場ツールは多様化しましたが、情報の分散が新たな課題となりました。これを受け、大成建設は施工記録管理の基盤を再定義。現場の業務フローに即した操作性と、クラウドによるリアルタイムな情報共有を評価し、配筋検査においても「蔵衛門」を推奨アプリとして展開することを決定しました。
現在、全国約400の現場で活用されており、基盤が整ったことでBIMデータと連携した高度な検査業務への活用も本格的に始まっています。
BIM連携検査機能の活用
BIMが持つ膨大な属性情報を「蔵衛門」に連携し、検査業務へダイレクトに活用することで、検査の事前準備を大幅にカットできます。
【従来の課題と、BIM連携による変革】
・従来:「工事写真」「検査記録(紙・黒板)」「BIMデータ」を個別に管理。検査のたびに各情報を手作業で突き合わせ、検査前に多大な準備時間を要していた。
・今後:BIM上の施工情報を検査項目や電子黒板へ自動反映。情報の分散を解消し、検査準備から報告書作成までの工程を大幅に短縮する。
このBIM連携により、「脱・紙」をより高い次元で実現。施工記録の一元管理を通じて、業務の劇的な効率化とデータに基づく品質管理の高度化を同時に達成します。

大成建設株式会社様からのコメント
■今後の展開
ルクレは今回の大成建設での導入を契機に、「蔵衛門」を施工記録管理の基盤としてさらに進化させていきます。
今後は工事写真管理に加え、BIMデータとの連携や各種検査業務との統合を進め、施工記録を一気通貫で管理できるプラットフォームの構築を目指します。
そして「蔵衛門」を通じて、建設業界の業務効率化と品質管理の高度化を支援し、建設DXの推進に貢献してまいります。
『蔵衛門(くらえもん)』とは
1999年に発売した台帳作成ソフト『蔵衛門御用達』によって、写真管理に忙殺される現場監督の負担を軽減し、大手ゼネコンから小規模工務店にまで導入されています。建設業界が業務効率化のために推奨する“電子小黒板”を、デジタルカメラに代わる電子小黒板タブレットとして『蔵衛門Pad』を2014年に発売。国土交通省が定めるNETIS(※)で最高評価(VE)を獲得しました。
建設業への残業規制を受け、現場監督ひとりに対する効率化ではなく、現場全体の効率化を推進するため、2022年4月からは、現場アプリ・共有クラウド・パソコンソフトをワンプラットフォーム化した『蔵衛門プレミアム』を提供開始。施工管理で誰もが使う工事写真を軸にしているため、現場に無理なく浸透・定着させることが可能です。工事写真からはじめる建設DXプラットフォーム「蔵衛門」として施工に関わるすべての人の業務効率化を推進します。





主任
課長代理
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