小黒板電子化-デジタル工事写真の小黒板情報電子化（電子小黒板）に対応するには？対応ソフトウェアもご紹介

国土交通省はデジタル工事写真の小黒板情報電子化とは、受注者・発注者の双方の業務効率化を目的として、現場撮影の省力化や写真整理・写真帳管理の効率化及び信憑性の確保を図るため、デジタル工事写真の小黒板情報電子化について試行を実施してきました。

国土交通省は平成 29年2月1日以降に入札手続きを行う工事から正式に適用の実施を通達。これ以降、農林水産省など他省庁の発注工事についても適用されています。

国土交通省のi-Construction推進の動きもあり、電子小黒板の運用は年々広がりを見せています。

電子小黒板は、平成29年1月30日の国技建管第10号により国土交通省で利用が認められ、現在では中央省庁および都道府県、政令指定都市すべての公共機関で利用可能です。

電子小黒板とは、工事写真を撮影する際に配置する、撮影状況（工事名・工種・豆図など）を書いた小黒板を電子化したものです。

従来の木製黒板は現場で工事黒板を手書き記入するため、工事黒板の作成に時間がかかっていました。電子小黒板は文字や豆図をデジタル情報として管理、黒板の複製や編集が簡単にでき、持ち運ぶ必要がありません。

撮影した大量の工事写真も「自動仕分け機能」を活用することで、工事写真台帳作成時の作業効率向上につながります。 工事黒板の作成から撮影、そして台帳作成を含む写真管理まで、工事写真業務全般を圧倒的に省力化・効率化できます。


もちろん小黒板電子化が必須の工事でなくても、使うことができます。発注者に求められていない工事においても電子小黒板を使うメリットは業務省力化の観点においても大きいといえるでしょう。

電子納品が求められる公共工事案件においては、使用する写真撮影アプリケーション・写真管理ソフトウェアが「デジタル工事写真の小黒板情報連携機能検定合格ソフトウェア」であることが必須です。

よって、使用するツール（写真撮影アプリケーションや写真管理ソフトウェア）が「デジタル工事写真の小黒板情報連携機能検定合格ソフトウェア」であるかを『5.デジタル工事写真の小黒板情報連携機能検定合格ソフトウェア一覧の表』から確認することが重要です。

一般工事においても、この「デジタル工事写真の小黒板情報連携機能検定合格ソフトウェア」に該当していれば安心でしょう。

引用:J-COMSIA 「デジタル工事写真の小黒板情報連携機能検定合格ソフトウェア一覧」

蔵衛門の建設タブレット『蔵衛門Pad』、iOSアプリ『蔵衛門カメラ』、写真管理ソフトウェア『蔵衛門御用達DX』はすべて小黒板情報連携機能検定合格製品です。
発注者にデジタル工事写真の小黒板情報電子化を求められた場合にも安心して導入いただけます。