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『ルクレ☆オンライン』を開く配筋の撮影時間が
1/3以下に!
丸明建設株式会社
丸明建設株式会社は1889年(明治22年)創業の老舗。静岡県袋井市を中心に、県西部地域の公共工事から民間工事まで幅広く手掛ける。鉄筋コンクリートの物件も多く、配筋写真撮影の煩わしさは、現場監督の悩みの種だった。そんなとき、ある公共工事をきっかけに『蔵衛門』の「電子マーカー」を導入。「電子マーカー機能」がもたらす効果に驚く。
丸明建設株式会社
丸明建設株式会社 建築部の海堀 隼也 氏は語る。
海堀氏「蔵衛門を導入する前は、色別のマーカー類(チューブやマグネット)を配筋一本ずつに取り付けて撮影していました。撮影した後には、もちろん回収する。この手間が結構大変で”取り付けて、撮影して、回収”の繰り返し。撮影している時間より、準備と回収に時間がかかっていました」
海堀氏の上司であり工事部長の武藏島 史壮 氏も頷きながら言う。
武藏島氏「配筋撮影は早く、確実に済ませることが大切です。時間の 都合で後回しにしたりすると、隠蔽部なので、後からでは撮影できな くなってしまう。そうならないよう早めに対処しても、撮影に時間が かかれば、そのせいで工事を止めてしまいかねません」
配筋に取り付けるマーカー類も、実は思いのほか手に余るという。
武藏島氏「手元から落ちてしまうことがあるんです。あるいは、風で 飛んでしまったり。そのたびに拾いに行くのですが、時には型枠の下 に入り込んでしまうことがある。こうなると、拾うのが厄介ですね」
海堀氏「手荷物が増えると、足場の上を歩くのも不安定になります。当時はアナログの工事黒板を使っていたので、余計に荷物が多かった。安全性の面からも、荷物を減らしたいと思っていました」
これらの課題を解決したのが、『蔵衛門』の「電子マーカー機能」だった。
海堀氏「撮影は、普通の工事写真のように”撮るだけ”。配筋の間隔が分かりやすいようにゲージを一緒に映しますが、鉄筋一本一本にマーカー類を付けたりはしません。配筋にゲージを貼り付けて、撮っていくだけです。」
現場で撮影した配筋写真は、その場でクラウドに自動アップロードされ、工事メンバーに共有される。海堀氏は現場事務所に戻った後、パソコンのインターネットブラウザでクラウドにアクセス、配筋写真にマウスで電子マーカーをポイントしていく、という流れだ。 ちなみに、他社製品にはこの電子マーカーの設置を(配筋を自動認識して)自動的に行うものもあり、丸明建設では、そちらも使ったことがあるとのこと。
武藏島氏「自動認識は便利だと思います。ただ、現時点ではまだ精度 が低かったり、置きたいマーカーとは違うものが置かれてしまったり して、結局自分で修正しなければならないことも多い。修正作業が多 いなら最初から意図したマーカーを自分で置いていく方が早く、確実です」
海堀氏「その点、『蔵衛門』は置きたい色やサイズのマーカーを マウスクリックで簡単に置いていけるので、作業のテンポもいいです ね。マーカーの色やサイズにもっとバリエーションがあれば、より嬉しいです」
また、台帳作成も担当する海堀氏は『蔵衛門』の「電子マーカー機能」が、国交省のデジタル写真情報管理基準のフォーマットであるSVGファイル形式に対応している点も評価する。
海堀氏「工事写真の電子マーカーのレイヤーに情報が保存されるため、『蔵衛門御用達DX』に写真を読み込むと、電子マーカーの情報が台帳上に反映されます。配筋の本数も、電子マーカーの数を自動的に計算して転記してくれるので、数える必要がなく、しかも正確。これはアナログマーカーを装着しての撮影では、できなかったことです」
「電子マーカー機能」の効果について、海堀氏は次のように語る。
海堀氏「現場でマーカーの設置や回収が不要なので、配筋撮影時間が格段に短縮されました。従来の1/3以下になったのは確実です」
手荷物も少なくなり、移動時や撮影時の安全性も向上。疲労も減少した。加えて、台帳の品質も向上したという。
武藏島氏「これは想定外だったのですが、発注者さんから”台帳の配筋写真が断然見やすくなった”と、お褒めの言葉をいただいたのです。”電子マーカーの方が目立つし、鉄筋がどのように配置されているかがわかりやすい”と」
丸明建設の経営理念の一節に「私たちはお客様の期待に応えるため安全第一で、より高い技術力と、きめ細かなサービスを提供することを目指します。」と掲載されている。即ち、『蔵衛門』の「電子マーカー機能」は、まさにその具体例のひとつといえるだろう。
・今回の事例に登場した現場は以下の製品を使用しております。
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