これらの課題を解決したのが、『蔵衛門』の「電子マーカー機能」だった。
海堀氏「撮影は、普通の工事写真のように”撮るだけ”。配筋の間隔が分かりやすいようにゲージを一緒に映しますが、鉄筋一本一本にマーカー類を付けたりはしません。配筋にゲージを貼り付けて、撮っていくだけです。」
現場で撮影した配筋写真は、その場でクラウドに自動アップロードされ、工事メンバーに共有される。海堀氏は現場事務所に戻った後、パソコンのインターネットブラウザでクラウドにアクセス、配筋写真にマウスで電子マーカーをポイントしていく、という流れだ。 ちなみに、他社製品にはこの電子マーカーの設置を(配筋を自動認識して)自動的に行うものもあり、丸明建設では、そちらも使ったことがあるとのこと。