情シス担当に頼らず
"分業"を即・実現

残業時間を

1/2 に削減!

株式会社二友組

導入事例のアイキャッチ
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写真管理のデジタル化がもたらした残業半減と意識改革

建設業界にとって「2024年問題」への対応は避けて通れない大きな課題だった。東京都の水道局や下水道局などの工事を手がける株式会社二友組では、写真整理や台帳作成にかかる負担から残業が常態化し、残業時間が上限規制を超過するリスクを抱えていた。こうした状況を改善するため、同社は『蔵衛門プレミアム』を導入。写真管理に関する業務の流れを改善したことで、残業時間を大幅に削減するとともに、社員教育や働き方そのものにも好影響をもたらしている。

株式会社二友組

事業内容:
公共インフラ工事、建築工事、土木など
設  立:
1993年5月
従業員数:
363名
ウェブサイト:
https://niyu.jp/
課題
  • ・残業時間を減らし、2024年問題に対応する
  • ・従来型の写真管理業務に関する問題点の解消
対策
  • ・『蔵衛門クラウド』の活用による業務の効率化
  • ・写真撮影の分業を推進し、業務負担を軽減
効果
  • ・業務効率が大幅に向上し、残業時間が1/2に削減
  • ・現場に対する意識が高まり、社員教育にも好影響
課長・工場長たちの写真
東京支店プラント部 副長安西隼人さん

課題残業削減と安全性確保が急務となった
従来型の写真管理業務

株式会社二友組は、東京都の水道局や下水道局などの公官庁施設における機械の修繕・改良工事を担っている。従来、同社での写真管理のプロセスは、現場で黒板に手書きで情報を記入し、それをデジタルカメラで撮影。その後、事務所に戻ってパソコンに取り込み、台帳作成用ソフト『蔵衛門御用達』で写真台帳を作成するという流れであった。しかし、この一連の業務は1人の作業員が担うことが多く、業務負担が大きく、写真整理や台帳作成はどうしても現場作業後の残業で対応せざるを得なかった。その結果、残業時間は月平均で80時間に迫り、2024年問題の上限規制を超過するリスクが現実的なものとなっていた。

安西氏 「狭く危険な箇所もある工事現場で黒板を使った撮影は、安全性という側面から見ても大きな課題がありました。また、撮影の不備による手戻りも頻繁に発生していました」

1人作業で負担が多いイメージ
1人作業で負担が多いイメージ

こうした従来型の写真管理業務は、働き方改革への対応、安全性、そして効率性の面で改善が求められていた。

以前、元請けから「蔵衛門を使って電子黒板で撮影してほしい」という要望があり、『蔵衛門Pad』を導入した。しかしこの案件では、撮影したデータの台帳化を元請け側が担っていたため、同社としては電子黒板での撮影に限定され、『蔵衛門』の写真管理機能を活用する機会はなかった。その結果、運用は定着せず、従来の黒板撮影に戻ってしまった。

対策『蔵衛門プレミアム』でクラウド活用と分業体制を実現

そこで同社では『蔵衛門御用達』と『蔵衛門Pad』を有効に活用することで、従来型の業務フローを見直し、労働時間削減と業務効率化の両立を目指した。まず、クラウド機能や各種アプリを定額で利用できる『蔵衛門プレミアム』を導入。これにより、クラウドを介して、現場の写真情報と『蔵衛門御用達』がシームレスに連携した。

安西氏「以前は、写真を共有するためにサーバー構築が必要だったので、現場もやりながらシステム環境まで対応して…というのが現実的ではなく結局自分ひとりでやってしまっていました。情報システム担当に依頼せずとも、撮れば勝手に共有される環境を整えられたのはありがたかったです」

直感的な操作性が分かる蔵衛門の画面

さらに、現場への定着にも大きな苦労はなかった。

安西氏「『蔵衛門』はマニュアルがなくても直感的に操作できるため、現場への浸透は非常にスムーズでした。特に若い世代はこうしたアプリに親しんでいるため、驚くほど早く使いこなせるようになりました」

現場で撮影された写真データはリアルタイムでクラウドへアップロードされ、事務所でのデータの取り込みやサーバーへの保存といった手間は不要となった。しかも写真は自動的に仕分けられるので、台帳作成も格段に効率化された。

蔵衛門を相殺している若手社員の写真
直感的な操作性が分かる蔵衛門の画面

これまでは1人の作業員が黒板を持ち込み撮影していたが、複数人が電子黒板を使って撮影する分業体制へと切り替わり、1人に集中していた作業負担が大幅に軽減された。

安西氏「現場に黒板を持ち込む必要がなくなり、安全性も向上しました。また、図面などもPDFで管理できるようになり、現場はペーパーレスとなりました。必要な情報はすべてクラウドで管理するため、荷物が減り、現場環境はより快適なものへと改善されました」

蔵衛門を相殺している若手社員の写真

効果業務効率の飛躍的向上と人材育成への波及効果

安西さんの写真

『蔵衛門』の本格導入により、同社は大きな成果を上げている。まず業務効率が格段に向上し、月平均で80時間に迫っていた残業時間はおよそ40時間へと半減。2024年問題で定められた時間外労働の上限規制に対しても、余裕を持って対応できる状況となった。

安西氏 「これまでは、若手社員に写真を依頼した場合、写真の確認ができるのは現場終了後に事務所に戻ってからでした。そこで不備が見つかり、翌日再撮影になることもしばしばありました。それが『蔵衛門』であれば、異なる場所にいても撮影と同時に確認が可能です。問題があればその場で撮り直しを指示できます。台帳作成だけでなく撮影そのものの効率も大幅に向上しました」

安西さんの写真
複数人が撮影した写真をリアルタイムで一括でチェックできる図
複数人が撮影した写真をリアルタイムで一括でチェックできる図

また、電子黒板は事前に作成しておくため、現場での作業内容やタイミングをあらかじめ整理でき、ゆとりを持って正確に作業を進められるようになった。これにより業務精度や安全性が高まり、現場環境もよりストレスの少ないものへと改善している。さらに、リアルタイムでの撮影指示や事前確認の仕組みは社員教育にも好影響を与えている。

安西氏 「若手社員に対して的確なタイミングで指導ができるので、技術の吸収スピードが速くなりました。また、現場情報に積極的に関わるようになり、意識が高まっているとも感じます」

現在、『蔵衛門』の導入はプラント部だけだが、同社には土木事業部や建設事業部もあり、今後は他部署への展開も視野に入れている。

システム導入構成

・今回の事例に登場した現場は以下の製品を使用しております。

  • 安西 隼人さん
    • 安西 隼人さん
    • 役割:現場管理
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門クラウド
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門カメラ

  • 現場担当者
    • 現場担当者
    • 役割:現場監督
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門クラウド
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門カメラ

  • 現場担当者
    • 現場担当者
    • 役割:現場監督
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門クラウド
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門カメラ

事例で登場した製品はこちら!

蔵衛門プレミアム蔵衛門プレミアム
建設DXプラットフォームが無制限で使える
蔵衛門プレミアム

写真台帳ソフト『蔵衛門御用達』、電子黒板付きで撮影できるiOSアプリ『蔵衛門カメラ』、写真や図面がどこでも確認できるストレージなど『蔵衛門』の全機能が使い放題。利用人数に合わせたライセンスパックをお選びいただけます。

建設DXプラットフォーム
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